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◆概要
造りのしっかりしたHITACHI製のレトロ函に、Technicsの秀作フルレンジユニット16F10を ゆったりと入れ、余裕のあるバスレフシステムに仕上げました。 豊かな表現力が特長の存在感のあるシステムになりました。
◆リノベーションの内容
1.本体外面:
外面は綺麗で、空やすり#400で整えたのち、オイルサンディング#1200ののち 天板と側面はオイル塗りで仕上げました。
2.本体内部・バッフル:
バッフルはMDF板で新造しました。ユニットとバフレフをゆったり配置しました。 バスレフは共振周波数Fd=80Hzを目標に設計し、φ5cm×L=3cmで制作しました。 (あと計算でFd=82.0Hzになります) 表面はブラック2回、つやだし2回、オイルフィニッシュで仕上げました。 函の内部は特にいじっていません。もとのネットは無傷で透け具合が良いので、 別途自作のフレームに再利用しました。
3.背面:
ケーブル直出しをあらためバナナプラグ対応のポストを取り付けました。 表面はブラック2回、つやだし2回、オイルフィニッシュで仕上げました。
4.ユニット:
・コーン型 6.5inch(16cm) (Technics製 EAS16F10)
8Ω70W
ホワイトのコーン面はやや黄ばみがあり、細かな染みもあります。銀色のセンターキャップは交換されています。 丁寧な作業だと思います。ユニットの重量からみて弱いので貫通孔にしてステンレスのボルトナット(M3)に交換しました。
5.サイズ:
W=28.5cm、H=44.0cmm、D=25.0cm(背面突起、ネットを含む)
◆音の傾向(個人主観) 名機の名に恥じな豊かな表現力
・低域
深く輪郭のしっかりした低音です。バスレフが効いている模様で奥行きが加わっています。
・中高域
中域から高域にかけて広い帯域できめの細かい連続性を感じます。 この辺はFOSTEXやCORALのライバルユニットと共通した特性だと思います。 さすがです、
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最後に:
ネットには 落としきれない接着剤が少し残っています。 無保証、NC&NRのルールでお願いします。
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